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成形品で発生するヒケの原因と対策

成形品を目視で確認した時、

本来であれば平面になる場所に窪みが出来る事が有ります。

それが、「ヒケ」と呼ばれる部分です。

「ヒケ」が起こる主な原因として、

①部品形状による問題

・成形品の肉厚が均一ではない

・肉厚が厚い

②成形材料による問題

・流動性が悪い

・収縮率が大きい

③型設計による問題

・ゲートの位置が悪い

・肉厚部に肉抜きが無い

・ガス抜きが無い

④成形条件による問題

・計量が足り無い

・射出スピードが適正では無い

・保圧が足り無い

・冷却時間が短い。

①と②については必要な場合、成形条件での解消が必要です。

③については型設計時に

「肉抜き」を増やす、「ゲート」、「ガス抜き」の個数と位置を

検討して回避出来る可能性があります。

多点ゲートにした場合は「ウェルド」の発生位置も増える為、注意が必要となります。

④については成形品の寸法にも留意しながら、調整を行う事が重要です。

計量については予め成形品とランナーの重量を確認すれば解消するため、

問題と言うよりは確認事項に含まれます。

「ヒケ」が解消しても、

無理な成形条件は成形品の膨張や型の破損につながるので注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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