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3Dデータを使用した試作加工における目視検査の重要性(ニュースTX版Vol3-1)

現在、お客様より頂くデータの9割以上が3Dデータになっております。

基本的には、

重要寸法部が記載された2D図面が添付されておりますが、

それ以外の形状については、

3Dデータに準じて切削加工を行います。

一般公差部で寸法の記載されてない箇所については

ノギスやマイクロ等を使い、

当然、3Dデータで寸法を確認して測定しますが、

フィレット、隅部のR、曲面形状、肉抜き形状等、

2D図面に寸法が記入されていない所は

テスト加工時の目視検査を行います。

3Dデータと部品を比較して、

形状に違いが無いかを確認します。

部品形状により異なりますが、

異形状の有無を最低でも6方向から確認します。

また、その時に、バリ、キズ、打痕、食い込み、カケ、歪み等、

切削加工によって起こり得る不良に対しても確認を行います。

目視検査にはもう一つの役目があります。

完成品を一つマスターとして、

数量の多い部品の差異を確認する事です。

切削加工では、数量が多いと、

切削工具の摩耗、温度変化、材料のロットによる変化、

作業者の技術レベル、類似部品や不良品の混入等、

複合した要因により、

バリ、キズ、カケ、打痕、切り粉が詰まっている穴、

タップ穴の不良、ゆがみ等が発生します。

全ての部品をマスター品と並べ、最低6方向から比較する事により、

問題がある部品を見つける事ができます。

試作加工では、材質はもちろん多種多様な形状を

日々、何十点も同時に製作します。

最終的に私たち作業者の品質に対する意識が

不良を無くす最大の要因になると思っています。

担当:I(仕上げ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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