樹脂・金属の精密微細加工品の試作開発において技術と知識によって開発期間短縮とコストダウンを実現する技術情報サイト

医療機器 開発・製造展MEDIX
  • 最新 微細加工コストダウン事例
  • 微細加工技術ニュース
  • 微細加工とは
  • 精密加工と微細加工の違い
  • 微細加工のポイント
  • 微細加工のニーズ
  • 研究開発者が知っておくべき微細加工のポイント
  • 精密微細加工 技術相談室
  • 微細加工 Q&A
  • 微細加工用語集
  • 微細加工技術の最新情報
  • お問合せ

研究開発者向け微細加工テストセンター 微細加工でお困りの案件がございましたらお気軽にご相談ください! お問合せはコチラ

GOTOSEIKEN

トップページ > Ⅳ. 微細加工における工数削減と品質向上のポイント > ④微細加工を行うための工具条件設定のポイント

Ⅳ. 微細加工における工数削減と品質向上のポイント

④微細加工を行うための工具条件設定のポイント

Before

微細加工工具の先端部振れ

刃具の突き出しを長めに装着して加工したところ、狙い寸法より削れてしまって公差をオーバーしてしまった

刃具を長めにすればするほど先端部の振れが大きくなってしまい、実際の狙い値よりも大きな削り量になってしまいます。特に高精度微細加工を行う場合は影響が大きく、精度面で非常に不安定な仕上がりとなることが多くなります。

After

微細加工工具の装着方法

装着部が重要。掃除、締め付け調整で振れが抑制できる。

やむを得ず工具を長く装着せざるを得ない場合は、装着部の掃除、締め付け具合の調整を徹底します。また、加工前にはダイヤルゲージ等で振れを確実に計測し、出来る限り振れを抑え、その上で、振れ分を考慮に入れて工具パスを設定することで安定した高精度微細加工を実現できます。

微細加工工具の使いこなし方法

微細加工を行う際は、通常の一般加工を行う際には問題にならないような工具の振れが加工面に大きな影響を及ぼします。そのため、工具の振れを抑えるためには工具長を短く設定すれば問題ありませんが、短くできない場合は工具の振れを計測した上で、振れ分を考慮したパス設定を行うことで対処する方法が有効となります。