受注を受けた部品の大、小に関わらず検査では、
一般公差なら問題の無い誤差範囲で測定寸法に個人差が出てしまいます。
しかし精密部品ともなればそのわずかな測定誤差が公差を満たしている良品なのか?
公差外の不良品であるのか?大きな問題となってしまいます。
個人の測定誤差だからと言って、仕様が無いと納品する事は出来ません。
個人差による誤差を出さない検査治具を作成しておくことが
より正確な高精度測定を行うために重要です。
部品の使用用途をお客様との打ち合わせの上、
部品に負荷の掛からない固定方法
もしくは使用用途に適した矯正を行える治具を製作して測定を行います。
また、測定治具の精度も重要になります。
平行、平面 直角も出来る限り 0 に近い値で作成することが重要です。
三次元測定機(接触測定器)で測定困難な微細部品や
強度の無い部品の直角度、同芯、同軸度なども測定治具を使用すれば、
画像測定器(非接触測定器)でも正確に測定することが出来るからです。