樹脂・金属の精密微細加工品の試作開発において技術と知識によって開発期間短縮とコストダウンを実現する技術情報サイト

医療機器 開発・製造展MEDIX
  • 最新 微細加工コストダウン事例
  • 微細加工技術ニュース
  • 微細加工とは
  • 精密加工と微細加工の違い
  • 微細加工のポイント
  • 微細加工のニーズ
  • 研究開発者が知っておくべき微細加工のポイント
  • 精密微細加工 技術相談室
  • 微細加工 Q&A
  • 微細加工用語集
  • 微細加工技術の最新情報
  • お問合せ

研究開発者向け微細加工テストセンター 微細加工でお困りの案件がございましたらお気軽にご相談ください! お問合せはコチラ

GOTOSEIKEN

トップページ > Ⅰ. 設計段階における工数削減と品質向上のポイント > ①難削材のコストダウン設計のポイント

Ⅰ. 設計段階における工数削減と品質向上のポイント

①難削材のコストダウン設計のポイント

Before

エンドミルは微細加工に使用しない

刃物の先端が摩耗してしまい寸法が安定しない

チタンなどの難削材の加工では、エンドミルの摩耗が早く、刃持ちが悪くなり工具代がかかってしまいます。また寸法精度の管理が工具の摩耗により難しくなってしまい、特にボス形状や、止まり穴の根元寸法が安定しないケースがあります。特に高精度加工を必要とする部品の場合、工具交換が頻繁に必要になり、コストが非常に大きくなります。

After

ボールエンドミルを微細加工に使用

刃物の先端が丸まっていて摩耗が少ないので寸法が安定する

設計上、可能な範囲で製品の根元にRを付けることで加工精度を安定させることができます。このような場合、通常のエドミルから工具先端の摩耗の影響が小さいボールエンドミルやラジアスエンドミルに工具を変更することができるため、刃持ちが良くなり寸法精度も安定させることができます。

ラジアスエンドミルを微細加工に使用

設計上問題ない範囲で角部にRをつけることで、摩耗の激しいエンドミルに代えて摩耗の少ないボールエンドミルや、ラジアスエンドミルの方が加工条件も上げられるので加工時間も短縮できます。