単純形状でも、
多方向からの切削加工を行わないと形状に出来ない加工では、
3軸制御のマシニングセンタを用いた切削加工の場合、
加工方向毎にクランプ方法の検討を行い、
工程毎の治具作成、原点出し等で時間が掛かっていました。
また段取り工数が増える事により、
工程間の微妙なズレで微調整を各工程で何度も行う事になります。
製作数量が増えると毎回微妙に違うズレの部品が出来上がります。
同時5軸制御のマシニングセンタを使用する事により
多方向からの加工が可能になり一度のクランプで調整が可能になります。
また、工程間の脱着、原点出しが不要になるので、
繰り返しの精度確保が容易になります。
同時5軸を用いることで、多工程の精度加工、複雑形状加工、
の精度および美観の向上と納期短縮が可能になりました。