耐熱、耐摩耗、耐薬性にすぐれ
基本的に切削加工での対応が多い材料です。
薄肉になると加工精度が出しにくいので
本当に極薄微細加工が出来るのかと問題になりました。
9×9マス のスケールダウン版で実験を開始
切削加工を行う上で特に気を付ける部分は
歪み、反り、バリと盛りだくさん、
クランプに細心の注意をはらい加工を開始、
ところが特に恐れていた大きな問題もなく完成
顕微鏡で確認すると、
リブに歪みもなくとても綺麗に出来あがりました。
お客様が機能テストをしている間に再度、製品形状の仕様を決め、
テフロンでの製作に着手することに、
最終形状である約1万個に挑戦したのですが、
加工していくと穴と形状にずれが出てきてしまう現象が発生しました。
形状自体は同形状で同方向からの加工ですが
加工負荷により発生する微妙な反りのせいではないかという結論に達しました
ズレ量を測定して位置を変更して完成させました。
お客様で使用していただけたので一安心しましたが、
まだ、解決出来ていない現象もあるため
時間を作り、問題を解消したいと考えています。
貴重な経験の機会と、
情報の発信を許可いただいたき有難うございます。
今後もお客様の御要望に応えられるよう
努力して行きますので宜しくお願いします。
2013.9.10
後藤寛人
技術担当 K(CAD/CAM)