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Ⅳ. 微細加工における工数削減と品質向上のポイント

②微細加工部品の粗加工のポイント

Before

微細加工部品の裏面加工

裏面の粗加工を行う際に、大きな荷により表面の微細形状が保持できない

微細部品を板材から削り出す場合、表面側を加工して部品形状を削り出します。その後、裏面を加工する際に、太い刃物で粗加工していくと材料に負荷がかかりすぎるため、部品形状を確保できなくなるケースがあります。

After

微細加工部品の形状確保方法

段をつけることで荷を減らし、再度小径刃物で加工する

裏面を粗加工する際に、部品に大きな負荷が掛かる箇所は段を残した上でまず大径刃物で加工を行います。それにより、部品自体に強度を持たせることができます。その後、小径の刃物で微細加工を行うことで、部品形状に対する負荷を減らし、形状を保持することができます。

微細加工時の削り出し順序

微細部品を板材から削り出す際には表面側を加工して部品形状を削り出した後に裏面の加工を行います。この際に粗加工の段階で荷が掛かりすぎると、表面の部品形状を確保できないことがあります。微細加工部分の周りに段を残しておくことで荷を分散、安定した加工を行うことができます。