Ⅰ. 設計段階における工数削減と品質向上のポイント

⑦使用部材の規格化による段取り工数削減のポイント1

Before

微細加工部品の脱着

種類の違う部品をそれぞれ個別に加工する必要がある

通常の部品加工であれば製品に最適なワークサイズを設定し、加工数ごとに材料を用意した上で1つずつ加工を行います。しかし、加工部品の脱着の手間がかかる上に、無人時間帯には稼動することができず、加工工数が多くかかってしまいます。

After

微細加工部品の段取り最適化

厚み、幅、奥行きで数種類のワークを社内規格化しその中に複数の製品を入れ込み加工

材料サイズを規格化することでNCプログラミング、段取りの最適化が図れます。このため脱着の回数を減らすことができ、無人時間帯の稼働時間を延ばすことが可能になるため、数物への対応も容易であり、異なる形状の部品でも同時に加工することができます。

微細加工部品の規格化

材料サイズを規格化することで、プログラミング、段取りの最適化を図ることができます。また、機械へのワークセットの回数を減らすことにより、段取り時間を少なくすることができ、同時に数物への対応(異形状のものを含む)も容易に行うことができます。