1円玉の上の微細切削加工4(金属及び非鉄金属)
担当:H(検査)
第46回目となる、技術ニュースをお届け致します。
前回から引き続き、微細加工部品を拡大してお見せします。
今回も大きさが視覚的に分かるように1円玉の上に乗せて撮影しております。
図1のφ20mmの1円玉の上に乗っている、一見、微細加工なの?と思う大きさで形状も複雑な材質A7075-T651の微細切削加工部品です。
今回は大きさに対して厚みが最大1.1mm、そして0.5mm、一番薄い場所で0.1mmと全体が極薄形状になっております。
0.2mmの細溝もあり、精度を出すのに治具も含め苦労した部品です。
図2は側面からの撮影です。
この方向だと場所が分からないと思いますが、φ0.4mmの微細穴が貫通しております。
図3がφ0.4mmが斜めに貫通している場所です。
板厚1.0mmにφ0.4mm貫通穴を斜めに加工するには、高精度は当然、バリを出さず綺麗に加工を行える技術があるので、薄肉に微細穴の高精度加工が対応可能なのです。
今回の技術ニュースも私たちの日々の取り組みをご紹介していますのでご覧ください。