後藤精機 社員が語る今月のコラム
熱可塑性樹脂について
担当:担当:S(成形)
第55回目となる、技術ニュースをお届け致します。
今回は、射出成形で使用される樹脂(プラスチック)材料の熱特性の中でも、弊社で対応可能な熱可塑性樹脂の状態変化について考察したいと思います。
熱可塑性とは樹脂(プラスチック)に対して使われる言葉で
・それぞれの樹脂(プラスチック)が持っている固有の融点もしくはガラス転移点まで温度が上昇すると、個体である成形材料(ペレット)の状態から軟らかくなり、ドロドロの粘り気のある液体のような状態に変化します。
・逆に、温度が高い状態から、融点以下もしくはガラス転移点まで低下すると、ドロドロの粘り気のある液体のような状態から、硬くなり、固体の状態に戻ります。
射出成形用の樹脂材料(ペレット)
射出成型後の冷えて固まった樹脂材料
この2つの性質を合わせ持っている事が熱可塑性となります。
熱可塑性樹脂の状態のイメージ図
弊社では、汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックに至るまで20年以上に及ぶ実績のもとに、多種多様な熱可塑性樹脂を取り扱っております
今回の技術ニュースも私たちの日々の取り組みをご紹介していますのでご覧ください。