Ⅵ. ワイヤー放電加工における工数削減と品質向上のポイント

④放電加工の加工時間短縮と精度向上のポイント

Before

放電加工時の加工精度悪化

放電加工のみでは時間が掛かってしまう

通常、ワークに対して放電のみで加工を行うと時間がかかり、電極の摩耗による加工精度の悪化がおこるため、品質の低下、コストの上昇につながります。

After

マシニングで事前に粗加工を行う

マシニング加工で粗加工を事前に行っておくことで工数時間削減を達成できる

マシニング加工で粗加工を行い、複雑形状部分については放電加工を行います。こうすることで、放電加工機の電極への負担が軽減され、時間短縮と精度の向上を同時に実現することができます。

微細加工を短時間で仕上げる方法

複雑形状部品には放電加工機を用いることが多くなりますが、このような加工でも、放電加工とマシニング加工を組み合わせることで、マシニング加工のみではできない形状・高精度の加工を短時間で実現できます。